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頭が重い・だるい

頭が重い、だるい症状が出る病気

頭痛

頭が重たくてだるいという症状があり、きちんと休息や睡眠を取っても治らない、症状が長引く場合は、体に何らかの病気が隠れているのかもしれません。
しかし、「気分のせい」「栄養が足りていないからかな?」と考えて、ご自分で何とかしようとしたり、逆に重い病気だと不安になって、病院に行くのが怖くなったりする方もいます。
頭が重たくてだるいという症状が続く場合は、次のような病気の可能性もありますので、確認してみてください。そして、病院に行って検査を受けることをお勧めします。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、頭に圧迫されるような痛みや、重さを感じるような痛みが起こります。この種の頭痛は、頭痛の中でも最も多く見られるもので、約60%を占めています。肩こりや首こりが原因で起こるケースが多いのですが、痛みがどうして起きるのか、そのメカニズムははっきりとされていません。
痛みを和らげるには、市販の痛み止めや頭痛薬が効くことが多く、体操やマッサージもお勧めです。片頭痛とは違い、体を動かしても問題ありません。筋肉がほぐれると、痛みも改善されやすくなります。
頭痛体操などで体を動かすのが良いのですが、続けられない時はお薬で治療する方法が選択されます。
ただ、痛み止めを使いすぎると、かえって薬物乱用頭痛が起こることもあります。頭痛がなかなか治らない場合は、予防法や他の方法も試してみましょう。

緊張型頭痛

脳卒中

脳の血管に異常が起きることで引き起こされる病気です。主に2つのタイプがあります。血管が詰まって血液が流れなくなる脳梗塞と、血管が切れて血が出る脳出血です。脳出血の中でも、動脈瘤が破れて出血するくも膜下出血は、とても重い病気です。
これらの病気は急に起こることを特徴とします。脳のどこで起こったかによって、症状の内容が変わりますが、主に手足の麻痺や呂律が回らないなどの症状が起こります。重症化すると、意識障害を引き起こします。
脳卒中になる方の多くは、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を合併しています。これらの病気は、動脈硬化を進めて、脳卒中のリスクを高めてしまう要因になります。
血管が詰まった脳梗塞の場合は、血液を流れやすくする治療が必要です。血管が切れた脳出血や、動脈瘤が破れるくも膜下出血の場合は、出血を止める治療が行われます。

脳卒中

脳腫瘍

脳腫瘍とは、頭の中に生じる腫瘍のことで、良性と悪性に分かれます。良性腫瘍は、ゆっくりと周囲を圧迫しながら大きくなりますが、発生した箇所によっては、脳神経が麻痺したり、日常生活に困難が出たりすることもあります。
一方、悪性の腫瘍は比較的急速に大きくなるため、目立った症状が現れやすくなります。頭痛やめまいをきっかけに、発症に気付くこともあります。また、肺がんや乳がんなどのような、他の部位にできた癌が、血液に乗って脳に転移することで発症するケースもあります。このような脳腫瘍でも、頭痛を起こします。
脳腫瘍は、遺伝子が変異することで起こるとも考えられていますが、その原因は明らかにされていません。良性でも悪性でも、腫瘍が大きくなると、頭が重い・痛い、めまいがする、ひきつけを起こす等の症状が起こります。腫瘍のできた場所によっては、手足がしびれたり、言葉が話せなくなったり、聞こえにくくなったり、言動がいつもよりおかしくなったりすることもあります。このような症状がある場合は、脳腫瘍の可能性があるので、MRIなどの画像検査で腫瘍がないか調べてもらいましょう。
脳腫瘍の種類は多岐にわたります。MRI検査などの結果から、どのような腫瘍かを判断した後、腫瘍の細胞を調べるために、手術で摘出することもあります。手術で腫瘍が全部なくなれば安心ですが、腫瘍が神経にくっついていたり、大事な神経の近くにできていたりすると、全部摘出するのが難しくなります。その場合は一部だけを手術で摘出して、その腫瘍の細胞を調べた結果に応じて、放射線治療や化学療法などを行う可能性もあります。

副鼻腔炎

副鼻腔炎は、鼻の周りにある空洞(副鼻腔)が細菌やウイルス、アレルギーなどで炎症を起こす病気です。蓄膿症とも呼ばれます。炎症があると、鼻の粘膜が腫れて、鼻水や膿が溜まります。そのため、鼻が詰まったり、頭や歯、顔が痛くなったり、熱が出たりすることがあります。
治療は、炎症を抑えるお薬と細菌に効くお薬を飲むことから始めますが、なかなか良くならない場合や、長く続いている時は、耳鼻科で診てもらう必要があります。

甲状腺機能低下症

甲状腺は喉の辺りにあり、甲状腺ホルモンというホルモンを作ります。このホルモンは、体の代謝を活発にしたり、他の機能にも影響を与えたりします。
甲状腺ホルモンが足りなくなると、代謝が下がり、倦怠感などの症状が現れます。甲状腺ホルモンの作られる量は、脳の一部である間脳下垂体によってコントロールされていますが、何らかの理由でホルモンが上手く作られなくなることがあります。これが甲状腺機能低下症です。
この病気は、無気力や疲れやすさ、むくみ、寒く感じる、体重増加、動きが遅くなる、記憶力低下、便秘などが起こります。しかし、軽度の場合は自覚症状が現れないこともあります。悪化すると、傾眠や意識障害を起こすことがあります。血液検査でホルモンの量を調べることで、発症の有無が分かります。治療法は飲み薬で、ホルモンを補っていきます。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が途中で途切れてしまう病気で、数秒〜数分間の呼吸停止が繰り返されます。気道の空気の流れが10秒以上止まったままでいると無呼吸とみなされ、それが一晩(7時間睡眠)に30回以上、あるいは1時間に5回以上起こると、睡眠時無呼吸症候群の診断がつきます。
呼吸が途切れる度に低酸素状態に陥るため、眠りが浅くなってしまいます。十分に眠れず睡眠の質が低下するため、日中に強い眠気をはじめ、全身の疲労感や頭痛、頭が重く感じる、大きないびきが出るなどの症状が現れます。

花粉症

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉によって目や鼻、喉の粘膜が刺激されるアレルギー症状のことです。日本人の約4分の1が花粉症に悩まされていると指摘されており、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭に疼痛や重さを感じる、倦怠感、目のかゆみ、充血などの症状が現れます。
症状を和らげるには、抗アレルギー剤が有効ですが、花粉の飛散を避けるなどの予防策も大切です。

頭が重い、だるいと感じる原因

頭重感とは、頭が重くなったり締め付けられたりする症状のことです。頭重感があると集中力が落ちてしまうので辛い症状ですが、全身の疲労感やだるさが一緒になると、日常生活に悪影響を及ぼします。頭重感とだるさの原因は患者様によって異なりますが、一般的には以下のものが考えられます。

首こり・肩こり

首や肩の筋肉に強い緊張やこりがあると、頭重感を引き起こしやすくなります。長時間の運転やデスクワークなどのような、同じ姿勢を保つ物理的な負担だけでなく、精神的な緊張・ストレスなどの心理的な負担も原因になります。
首や肩のこりがひどくなると、首回りや後頭部の筋肉も硬くなるため、さらに頭重感が起こりやすくなります。

眼精疲労

目を使いすぎると目に疲労が溜まり、目の痛みやかすみ、目の乾きなどが起こります。さらに目の疲れが進むと、頭重感や肩こり、吐き気などが起こり、休んでも回復しない状態になります。これが眼精疲労です。
症状が重くなると、肩こりやめまいの原因にもなります。眼精疲労の原因は、テレビやスマートフォンなどの画面を長時間見続ける習慣や、メガネやコンタクトの調整が合わないことなどがありますが、目の問題や目の使い方、全身の状態などが複雑に関係しているとも言われております。

眼精疲労

自律神経の乱れ

自律神経とは、意識とは関係なく、身体の機能をコントロールする働きを担っている神経です。この自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経があり、それぞれ異なる作用をします。
交感神経は身体を活動させる時に、副交感神経は休息する時に動きます。この2つの神経のバランスが崩れると、身体や心に色々な症状が出ます。これが自律神経失調症です。
自律神経は、臓器や器官の働きに影響を与えているので、ストレスなどの原因でバランスが崩れて正しく働かなくなると、様々な不調に悩まされます。
バランスが乱れる原因は患者様一人ひとり異なりますが、不規則な生活習慣や過度なストレス、更年期障害、先天的要因などがあります。症状の内容も人それぞれですが、倦怠感や不眠、疲労感、頭痛、頭重感、動悸、息切れ、めまい、のぼせ、情緒不安定、イライラ、不安感、うつなどといった症状が起こります。このように、体だけでなく、心の不調が起こることもあります。治療法は症状に応じて、対症療法や睡眠の改善などがありますが、ストレスを解消させたり、規則正しい食習慣や睡眠を心がけたりすることも、極めて重要です。

睡眠不足

睡眠は心身の健康に欠かせない重要な存在です。しかし中には、つい睡眠時間を削ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。夜遊びや勉強、仕事などで夜更かしすると、睡眠不足や睡眠の質が低下して、色々な不調に悩まされやすくなります。
生活習慣病や倦怠感、頭重感、循環器疾患、うつ病、認知症、免疫力の低下などの危険性を高めてしまう要素でもあります。
睡眠は体の疲れを解消させるのはもちろん、記憶の整理や身体の修復・成長などにおいても欠かせない行動です。そのため、睡眠不足になると、体の疲れが取れないばかりか、修復もされず自律神経も乱れます。睡眠時間は十分に確保するように心がけましょう。

検査について

頭部MRI検査

MRI検査とは、磁石の力を活用することで、体の内部を撮影する検査です。検査台に横になった状態で検査を受けますが、画像を作るためには、強い磁場と電波を使いますので、機械からは大きな音がします。
また、検査中は体を動かさないでください。痛みはありませんので、安心してリラックスしたまま検査を受けてください。
この検査を行うことで、体の状態が細かく分かります。特に、脳や脊髄、血管、関節などの状態をチェックするのに有効とされています。

MRI検査

血液検査

血液検査とは、血液に含まれる細胞や酵素、抗体などの量を数値で表す検査です。体の状態や病気やそのリスクがないかを調べることができます。
生活習慣病は、自覚症状が出る前に進行してしまうケースが多いのですが、血液検査を行うと、より早く危険性や診断を知ることができます。それによって、生活習慣を改善したり予防したりすることもできます。さらに、腫瘍マーカーやホルモンも測定できます。病気によっては、特定の数値が上昇することもありますので、早期発見に役立ちます。

頭部CT

頭部CTはX線を使って体の内部を撮影し、コンピューター処理によって画像を組み立てていく検査です。検査台に寝た状態で検査を行います。X線を出す機械が体の周りを回って、内部の断面画像をコンピューターで作りだします。
この画像で脳挫傷や脳出血、脳梗塞などの病気が分かります。検査時間が短くて、出血や骨などの構造が分かりやすいというメリットがあります。
しかし、色のコントラストがはっきり映らないので、細かい部分までチェックするのは難しいともされています。また、放射線を使う検査ですので、どうしても被ばくのリスクを伴います。

髄液検査

髄液検査とは、脳脊髄液を採って調べる検査です。検査の方法ですが、横になって体を丸くしていただいてから、背中の骨の間に針を入れて脊髄腔(骨髄と硬膜の間の空洞)に針を進めて、5ml程度の脳脊髄液を採っていきます。
採った脳脊髄液の中のタンパク質や糖の量、細胞の数、形などをチェックします。この針を腰椎の間に入れて脳脊髄液を採る方法は腰椎穿刺と言い、よく用いられている方法です。針を入れてから脳脊髄液を採るまでに15分くらいかかりますが、検査が終わった後は1〜2時間ベッドで安静にしていただき、髄液が漏れないようにします。
この検査は、くも膜下出血や髄膜炎、脳炎、脳腫瘍、がんの転移、脳や脊髄の変性疾患などの病気を調べる時に行います。当院には検査機械を導入していないので、この検査が必要だと判断された際は、検査機械がある医療機関を紹介します。